オーストラリア留学中にぜひ訪れてほしい世界遺産をご紹介シリーズ。
オーストラリアを語る上で欠かすことができない歴史ある囚人遺跡群。
18世紀イギリスは、囚人の国外流刑の政策を行い、囚人をアメリカに送っていました。
しかし、1776年にアメリカが独立し、新たな流刑地としてオーストラリアが選ばれました。
イギリスからオーストラリアに送られた囚人たちは約16万6000人だと言われています。
また、オーストラリアの先住民族アボリジニも強制的に収容所に移住させられ、苛酷な労働を強いられました。
現在も、タスマニア州、ニューサウスウェールズ州、西オーストラリア州などに11カ所の遺跡が残っています。
1. キングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区(ノーフォーク島)
2. パラマッタの旧総督官邸(ニューサウスウェールズ州)
3. ハイド・パーク・バラックス(ニューサウスウェールズ州)
4. オールド・グレート・ノース・ロード(ニューサウスウェールズ州)
5. コッカトゥー島(ニューサウスウェールズ州)
6. ブリッケンドンとウルマーズの不動産群(タスマニア州)
7. ダーリントン保護観察所(タスマニア州)
8. カスケーズ女子工場(タスマニア州)
9. ポート・アーサー(タスマニア州)
10. ソルトウォーター・リヴァーの炭鉱史跡(タスマニア州)
11. フリーマントル刑務所(西オーストラリア州)
この中でもかつて国内最大の流刑植民地であったタスマン半島にあるポート・アーサー。
タスマニア島の南東に位置するタスマン半島の地形と脱走監視システムの発達で、脱出不可能と言われていた流刑植民地です。
本島までは細い砂の道だけで、周りの海にはサメがたくさんいました。
収容所では、理不尽な拷問や重労働が強制的に行われていました。
1877年に収容所が廃止されて観光地となり、今ではタスマン半島の自然の美しさもあり、多くの観光客が訪れています。
ぜひオーストラリア留学中に一度訪れてみてください。
作成者:ハセ